掲載日:
2010年12月01日 |
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KDDI研究所は、Twitterの情報を活用して、テレビ番組などメディアコンテンツに対する注目度や満足度を表示できる「ソーシャルリモコン」を開発
KDDI研究所は、Twitterの情報を活用して、テレビ番組などメディアコンテンツに対する注目度や満足度を表示できる「ソーシャルリモコン」を開発している。
“放送中のものや録画したものやビデオ・オン・デマンドなど、様々なコンテンツが多チャンネル化によって利用できるようになっていますが、逆にコンテンツがたくさん利用出来ることによってどのコンテンツを見て良いか悩んでしまうという方も増えてきています。そういった中で、今多くの方が番組に対してTwitterでいろんなコメントをしていますので、そのコメントの数から注目度を算出したり、コメントの内容から満足度を算出して画面に表示することで、注目のおもしろい番組を手軽に選ぶことができます。"
今回のデモ機では、Androidタブレットを使用している。Twitter上のコメントとコンテンツの関連付けにはハッシュタグというTwitterの機能を使っている。ハッシュタグは、Twitterのコメントをグループ化するもので、ハッシュタグによってどのコンテンツに対するコメントなのかを特定している。
また、KDDI研究所が開発したプロフィール推定技術を使うことで、Twitter投稿者の年齢や性別などを自動推定して、コンテンツ視聴者の属性に絞った意見や満足度を表示することができる。
“Twitterのプロフィール欄にプロフィールを書いている人は、1パーセントくらいしかいませんので、普通にやるとできないんですが、それを書き込みの内容から言語処理の技術を使って推定しています。書き込みの内容には投稿者IDというのが付いてまして、そのIDからその人の日常的な書き込みを過去に遡って取得することができます。例えば10代の人だったら『学校に行った』とか『部活が楽しい』とか『期末テストがある』とかいった内容からその人はおそらく10代で学生であろうということを推定しています。例えば地域の情報だと関西圏の人は関西弁が出ているとか、若い人だけが使うような言葉とか、そういった言い回しの情報もプロフィールの判定に利用しています。"