この曲は坂井泉水自身が作詞作曲を手掛けた作品で、
2007年・2008年の"What a beautiful memory"公演でも披露された。
デビュー数年の後、作詞作曲のみならずサウンドやアレンジについても意欲的に取り組み始めた時期に、彼女自身『再度この曲をアレンジし直して世の中に出したい』と発言していたこともあり、この度のリリースとなった。
2007年・2008年の"What a beautiful memory"公演でも披露された。
デビュー数年の後、作詞作曲のみならずサウンドやアレンジについても意欲的に取り組み始めた時期に、彼女自身『再度この曲をアレンジし直して世の中に出したい』と発言していたこともあり、この度のリリースとなった。
ZARD三回忌コンサート "What a beautiful memory 2009"ライブレポート
人の遺す言葉には力がある。5月27日夕刻の日本武道館は、一つの言霊に包まれていた。開演前の客席は9000人の観客で覆われて、満席状態であった。2007年にこの世を去った 坂井泉水さんの遺した楽曲は、もはや曲というレベルではなく彼女の声と姿と完全に 溶け合ってひとつの言霊になっていた。 19時を少しまわって場内が暗転し、坂井さんの声でライブは始まった。 生前、とくに後半ではTV出演などの露出が少なかったせいもあってか、 未だに坂井泉水さんがこの世にいないという事実を肌で感じられないというファンが 多いと聞くが、ステージでは大型スクリーンに映し出される坂井さん映像と ライブ演奏が、完全にシンクロしていて、これがビデオコンサートだとは思えない 不思議な感覚が襲ってくるのは自分だけだろうか。 「きっと忘れない」「君に逢いたくなったら…」「息もできない」と流れるように 代表曲が演奏されていく。目をつぶって聴く40代の女性、涙を目頭に溜めながら拍手する 30代半ばの男性、楽しそうにリズムをとる高校生。 多くは、視線をスクリーンに向けながらも、彼女の歌とともに生きた“あの頃”に思いを馳せているのだろう。やがて坂井さんが楽曲提供したDEENの池森秀一さん、 倉木麻衣さんがステージに登場するが、二人とも坂井さんの歌声にバックコーラス する形で歌う姿はとても控えめで、彼女への思慕の思いがとても感じられた パフォーマンスだった。
それにしても、坂井泉水はとても美しいひとだった。すっぴんか薄化粧で 美しいストレートヘアを無造作にゴムで束ね、ジーンズとTシャツか 黒いパンツスーツというシンプルなスタイル。唯一NYでビデオ撮影された19作目の シングルで「ドラゴンボールGT」のテーマソングの「Don’t you see!」を歌う メークした彼女はとても美しいが、ファンの愛した素の彼女の魅力は、時を越えて 魅了し続ける歌姫そのものだ。
9000人の思いがステージに向けて一つになったこの夜は、一夜だけ坂井泉水さんが 天国からステージに舞い戻ってきた、そんな気持ちを共有できた
追悼ライブコンサートだった。
人の遺す言葉には力がある。5月27日夕刻の日本武道館は、一つの言霊に包まれていた。開演前の客席は9000人の観客で覆われて、満席状態であった。2007年にこの世を去った 坂井泉水さんの遺した楽曲は、もはや曲というレベルではなく彼女の声と姿と完全に 溶け合ってひとつの言霊になっていた。 19時を少しまわって場内が暗転し、坂井さんの声でライブは始まった。 生前、とくに後半ではTV出演などの露出が少なかったせいもあってか、 未だに坂井泉水さんがこの世にいないという事実を肌で感じられないというファンが 多いと聞くが、ステージでは大型スクリーンに映し出される坂井さん映像と ライブ演奏が、完全にシンクロしていて、これがビデオコンサートだとは思えない 不思議な感覚が襲ってくるのは自分だけだろうか。 「きっと忘れない」「君に逢いたくなったら…」「息もできない」と流れるように 代表曲が演奏されていく。目をつぶって聴く40代の女性、涙を目頭に溜めながら拍手する 30代半ばの男性、楽しそうにリズムをとる高校生。 多くは、視線をスクリーンに向けながらも、彼女の歌とともに生きた“あの頃”に思いを馳せているのだろう。やがて坂井さんが楽曲提供したDEENの池森秀一さん、 倉木麻衣さんがステージに登場するが、二人とも坂井さんの歌声にバックコーラス する形で歌う姿はとても控えめで、彼女への思慕の思いがとても感じられた パフォーマンスだった。
それにしても、坂井泉水はとても美しいひとだった。すっぴんか薄化粧で 美しいストレートヘアを無造作にゴムで束ね、ジーンズとTシャツか 黒いパンツスーツというシンプルなスタイル。唯一NYでビデオ撮影された19作目の シングルで「ドラゴンボールGT」のテーマソングの「Don’t you see!」を歌う メークした彼女はとても美しいが、ファンの愛した素の彼女の魅力は、時を越えて 魅了し続ける歌姫そのものだ。
9000人の思いがステージに向けて一つになったこの夜は、一夜だけ坂井泉水さんが 天国からステージに舞い戻ってきた、そんな気持ちを共有できた
追悼ライブコンサートだった。