福井県立恐竜博物館恐竜や発掘の生の情報を発信

千秋です。こんにちは。
9月1日火曜日分の発掘日誌、それでは始めさせていただきたいと思います。
今日の天気は晴れ。日差しも強くなりました。暑いことは暑いのですが、現場には強い風が吹き、体感的に涼しい1日でした。
さて、前線のようすです。とはいっても昨日とほぼ変わらない映像ですね。足跡面と同じような層準を掘削してブロック状にしつつ、表面を確認していきます。やはりシダ植物は確認できるようですが、足跡化石については期待だけだったようです。
さて、ハンマー隊のようすです。作業場所を再び移動しました。新たな石。今回はどうでしょうか。
うわ！これは！見事な獣脚類の歯です。セレーション（歯の縁のギザギザ）もよく見えますね。大きさからいってフクイラプトルのものでしょうか。ほぼ完全です。今日一番の収穫でしょう。こちらは、カメ化石。分厚いですね。こちら、ワニの歯。先端部分です。小さいですね。こちらは骨。表面が荒れているので、鑑定は難しいですかね。こちらはウロコ。石を割ってこんなキラキラしたのが見えたらうれしいですよね。
さてこれから前線では、土砂の除去作業が本格化するようです。現場の地形がどんどん変化していきますね。次のボーンベッド、早く見たいものです。といったところで、今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。ではでは。